制御盤海外規格 CEマーキング対応

イギリス人経営者様とすべて英語でやりとり。商談から技術的な打ち合わせまでスムーズに進行しました

埼玉県食品関連装置メーカー・P社様

導入前の課題(今回の依頼内容)

食品関連装置を製造する日本メーカーの、イギリスご出身の経営者様からの依頼。加熱撹拌機をフランスに輸出するにあたり、CEマーキング(*1)対応を依頼いただいた。

導入効果

今回の依頼では、第三者認証機関による電気的試験を手配せず、弊社で試験を実施し、プライベートレポートを作成した。

CEマーキングは自己宣言により表示が可能となるもので、第三者認証機関による試験は強制ではない。案件の内容により、社会的公正さが強く求められるとお客様が判断された場合に、初めて認証機関による試験を手配をするものである。一方で、第三者認証機関による試験を実施しない場合にも、それに準ずるエビデンスが必須となる。第三者認証機関を利用せず自己宣言したいという要望をお持ちのお客様に対しては、弊社にて第三者認証機関と同内容の試験を実施し、プライベートレポートを発行するサービスを提供している。弊社は制御盤メーカーであるため制御盤に関する深い知識を持っていることに加え、海外規格対応で認証機関とやり取りした実績も多いため、コンサルティングの内容や対応が充実していると自負している。

今回の案件では、EN60204-1に対するプライベートレポートを発行した。このレポートを適合宣言時の技術文書ファイルに組み込むことで、自己宣言のエビデンスを構成することが可能となる。第三者認証機関を利用する場合と比べ、コストも納期も抑えることができ、お客様に大変喜んでいただき、その後も類似機種のUL508A規格対応の依頼をいただけている。

弊社では北米や欧州などの海外規格対応を多く手掛け、海外の展示会にも出展するなど、グローバルに事業を展開している。海外企業や、在日外資系企業、日本企業の外国人担当者様からのご依頼も多くいただくが、その際には英語でのメールなどのやり取りに対応している。今回もメールなどのやり取りは全て英語で行ったが、商談から技術的な内容までスムーズに進めることができ、お客様からも設計変更内容や進捗まで完全に把握でき安心できたというコメントをいただくことができた。