盤内の製造ポイント
2014年9月26日
工場で使用される設備は 200/220Vという高電圧を使用しているため、盤内の構造もそれに適したものである必要があります。
高電圧に対応する盤内構造のポイント
Before
トランスやブレーカー等の電源系を下方に配置し、PLC等の制御系を上方に配置する構造では、盤内で発生した熱が上方の制御系に悪影響を与えてしまいます。
その結果、誤作動や設備故障を発生させる要因となります。

After
メンテナンス時の作業性を向上させるためには、隣接するマグネット同士の配線はあえてダクト外に出しておくことが必要となります。
これにより、マグネット交換時の作業時間を大幅に短縮できます。

ポイント
熱影響を考慮した構造となっていること。
制御盤の基礎知識 大辞典
- 制御盤の基礎知識 制御盤組立の配線作業って?電線の種類や作業の流れ・ポイントを解説
- 制御盤の基礎知識 サーキットプロテクタとは?正しい選定方法やサーキットブレーカーとの違いを解説
- 制御盤の基礎知識 制御盤機器の熱対策のポイント
- 制御盤の基礎知識 盤・板金の種類・素材と制御盤板金の製作工程をご紹介
- 制御盤の基礎知識 制御盤の筐体・ボックスとは?種類や使用環境ついてご紹介
- 制御盤の基礎知識 制御盤の設計手順とポイントについて解説