小型機器の選定

2014年10月16日

機械類が複雑になるに伴い、制御盤の小型化のニーズも高まり続けています。 単純に部品の間隔を小さくするだけだと、電装機器の放熱などの要求を満たせなくなるため、小型化は容易ではありません。  

三笠精機は多くのノウハウを持つとともに、海外の展示会を含め多くの部品メーカー様から最新の機器の情報を得ているため、常に最適な構造提案が可能です。  

ここではいくつかの方法をご紹介します。  

電源分岐はバスバーから丸端子でとったり、分岐端子台を使用したりしますが、大電流の場合はどうしても大きなスペースが必要となります。  

小型の分岐端子台を使用することで、容易に小型化が可能です。  

さらに、バスバーの上に直接部品を配置してしまおう、と考えて作られたものがバスバーシステムで、かなりの省スペース化が可能です。  

60mmピッチのバスバーに組み付けるものや、フィンガープロテクトのスロット構造になっていて刺すだけで使用できるものもあります。  

感電保護構造、SCCR評価などの海外規格で要求される要素も適合しているものがほとんどであるため、海外向けの場合は特におすすめです。  

フレキシブルバスバーで電線屈曲空間を最小化

数百アンペアを超える回路の場合、電線が太くなるため屈曲空間が大きくなります。 

そういった場面で小型化に貢献するのがフレキシブルバスバーです。  

1mm程度の薄い銅バーを積層し、電線のように絶縁被覆で覆ったもので、最大の特徴は直角に曲げられるという点です。  

万力やゴムハンマーなどの簡易的な道具でもかなり省スペースに曲げることが可能で、多少の誤差が出ても柔らかいため接続時に微調整が可能です。  

電線よりも省スペースで配線でき、自作のバスバーのように細かな設計は不要で、誤差も吸収できるという点で、大電流回路が多い盤で重宝します。  

その他小型化部品

インターフェイス端子台を小型のものにするだけでもある程度小型化できますが、プッシュイン接続やコネクタ接続などの小型接続機器が増えると問題になるのがコモン分岐です。  

コモン端子台付きのインターフェイス端子台や、幅の狭いプッシュイン型のコモン端子台を使用することで、省スペースに抑えることが可能です。  

立体配置、底上げDINレール

機器配置においては、立体的な配置にすることで省スペース化することが可能ですが、設計に多くの時間がかかる場合があるため、まずは底上げDINレールの使用を推奨します。  

レールの下をダクトのように使用することで、横方向のダクトを省略可能となります。