UL508Aに準拠したエンクロージャーの板金製作に関するコンサルティングおよび製作
東京都 N社様- #コンサルティング
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導入前の課題
CEマーキングに対応済みの装置を米国でも販売するために、UL規格に準拠したエンクロージャーの製作コンサルティングおよび製作案件。
当初はお客様自身での対応を検討されていましたが、購入したUL508A規格書の解釈に苦労されたため、エンクロージャーの製作実績が豊富な弊社にご相談いただきました。
導入効果
規格の解釈は読み手に委ねられている部分が多いため、その内容を正しく解釈し、解釈に自信を持って進めるためには経験と知識の両方が必要となります。
弊社はUL508Aの認証制御盤メーカーとして、一品一様の回路設計だけでなくエンクロージャーの設計・制作にも多くの実績があり、N社様の要望されたエンクロージャーに対しても適切なコンサルティングを提供することができました。
一例をあげると、当初N社様ではUL508AおよびNFPA79に準拠させるために二重扉を検討されていましたが、今回のケースはエンクロージャーが樹脂製のため二重扉は必要ありませんでした。規格に準拠しつつも、二重扉が必要ではないことをアドバイスさせていただきました。
またN社様の設計図では、エンクロージャーの強度を確保するために4隅を外側からL形のプレートを全溶接して補強する構造となっていました。通常このような補強をするとエンクロージャー全体に歪みが出てしまいますが、弊社ではファイバーレーザーで溶接することで歪みを最小限に抑えながら強度も確保し、美麗に仕上げた製作品を納品させていただきました。
弊社では、既製品による制御盤の製作だけでなく、カスタマイズのご要望に応じた一品一様のエンクロージャー製作においても最適な加工方法をご提案させていただいており、今回はUL508Aに関するコンサルティングにおいても製作においても、N社様にご満足いただくことができました。
制御盤全般
弊社は1978年の創業以来40年以上にわたって制御盤事業に携わる中で、1万件以上の制御盤の設計、製造及びコンサルティング実績がございます。
特に欧州向けCEマーキングに対応した案件を含む海外規格案件に強く、制御盤だけでなく制御盤を搭載する装置全体へのコンサルティング、設計変更、製造に対応してまいりました。
日本国内においても、制御盤の設計、制御盤に搭載するソフトウェアの設計、現地調整を含め制御盤の製造に関わるあらゆることに柔軟に対応いたします。
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