<<ヒーター用SSRに、単体でSCCR=10kAが出た!!>>
米国向け制御盤において、短絡電流定格(SCCR)を定義する必要があります。
UL508Aでの評価方法では、コンタクタや端子台などの末端までの機器全てを確認する必要があります。SEMI規格を含め一般的には最低10kAを要求されますが、コンタクタ類は何も評価されていない場合は5kAという評価になります。
これでは装置を使用できる工場が限られてしまうため、通常は組み合わせ評価済みの製品を使用します。
INVやモーター用コンタクタはブレーカーとの組み合わせ評価をすることで、条件付で高いSCCRを達成できていましたが、
ヒーター回路で多用されるソリッドステートリレー(SSR)はそういった部品がありませんでした。
そのため弊社では主に、限流ヒューズを使用したりすることで対応しておりました。
今回OMRON様よりリリースされたSSR:G3PJシリーズは、単体のSCCRが10kAという製品です。
そのため、制御盤のSCCRを10kAとする場合でも、限流ヒューズと組み合わせる場合でも、非常に使い勝手が良いものです。
まとめ
米国向けヒーター盤なら、G3PJを使用することで安価にSCCR=10kAを達成できる。