制御盤 海外規格 UL、CE対応事例

毎月5台ロットの製作と、回路変更と新型部品への入れ替えバーションUP対応

石川県
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導入前の課題(今回の依頼内容)

工作機械メーカー様から、国内仕様の現行機種を、CE規格、UL規格に対応した海外仕様に変更したいという依頼をいただいた。

導入効果

営業担当者と設計担当者が詳細の打ち合わせに伺ったところ、お客様側ですでに受注が確定した案件で、納期まで3ヶ月しかないことが判明した。早速打ち合わせの翌日には見積書を提出し、お客様からも設計変更の依頼を即時にいただき、仕様変更を開始した。

お客様の担当者と弊社担当者が何度も入念に打ち合わせをくり返し、試行錯誤の上、試作機を1台完成させることができた。その試作機をベースに、営業担当者と設計担当者の立ち会いのもとEMC試験を実施し、大きな手戻りもなく、無事に試験を通過することができた。その後、お客様からの要望通りに残りの4台を製造し、納品した。短納期ではあったが、設計変更、試作機の製造、量産機の製造、納品と非常にスムーズに案件を進めることができ、お客様の希望納期を満たすことができた。

最初に依頼いただいた5台が問題なく海外に出荷されたことを受け、お客様からは毎月5台ロットでの量産機の製造を依頼いただいた。同時に、機械機能(性能)の仕様変更に伴う回路変更と電気部品の新型部品への入替えを含むバージョンアップにも対応した。最初の5台は短納期であったため、PLCソフトやサーボは国内仕様と同じものを使用したが、バージョンアップ後の制御盤には新型のPLCとサーボを搭載することができた。また、筐体サイズにも制限があったため、追加部品の取り付けスペースの確保についても、弊社からの提案通りで進めさせていただいた。このお客様からは、その後も継続してロット発注をいただいている。

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制御盤海外規格

数多くの海外規格案件をサポートした実績に基づき、海外規格に適合するための設計変更に加え、制御盤を搭載する装置全体に対する電気面、ハード面でのコンサルティングに幅広く対応いたします。
規格要求の厳しい欧州向けCEマーキング対応した案件について多数の実績があるため、ご相談いただく個別の案件においても的確かつ迅速な対応が可能です。また北米向けのUL508A認証制御盤の製造についても多数の実績がございます。
海外規格に適合した設計とともに、マニュアルを含むドキュメントの作成・整備、顧客との契約上の注意点や海外に装置を輸出する上での全般的なコンサルティングを提供いたします。

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